そもそも、なぜ日本のプロ野球は2つのリーグに分かれたのでしょうか。その発端は1949年の「2リーグ分裂の経緯」に遡ります。
戦後、プロ野球の人気爆発に伴い新規参入を希望する企業が相次ぎました。毎日新聞社を母体とする「毎日オリオンズ」の参入を巡り、既存の読売新聞社を中心とするグループと、参入を歓迎するグループとの間で激しい対立が勃発。その結果、1950年にセ・リーグ(8球団でスタート)とパ・リーグ(7球団でスタート)の2リーグ体制が誕生しました。
かつては「巨人戦の全国テレビ中継」を独占していたセ・リーグが圧倒的な観客動員を誇り、パ・リーグはガラガラのスタンドで試合を行う時代が長く続きました。しかし、2004年の球界再編問題を契機にパ・リーグは抜本的な意識改革を断行します。本拠地の地方移転、球場エンタメの刷新、そして「パ・リーグTV」を中心とする画期的なデジタルマーケティングを展開しました。
プロ野球観客動員数の推移を見ると、セ・リーグが伝統のブランド力で満員御礼を維持する一方、パ・リーグも新球場の開業や地域ファンの熱烈な支持によって動員数を急伸させ、現在では人気面でも両リーグが互角の盛り上がりを見せています。