大阪周辺で発生する地震のメカニズムを理解する上で、記憶に新しいのが2018年6月18日に発生した大阪府北部地震の経緯まとめです。マグニチュード6.1、最大震度6弱を記録したこの地震では、ブロック塀の倒壊事故や大規模な停電・断水、都市機能の麻痺など、都市型直下地震特有の脆弱性が浮き彫りになりました。
近畿地方は、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込む複雑な応力場に位置しています。東西から強い圧力を受け続ける地殻内部には無数の割れ目が存在し、これがひずみを溜め込んで内陸型地震を引き起こします。
当時の調査では、震源付近に位置する複数の断層が複雑に連動した可能性が指摘されました。単一の断層にとどまらず、周囲の断層帯へ応力が再配分される現象は、関西一円のどのエリアでも起こり得る構造的特徴です。