演奏家としてのキャリアを積んだ五味田恵理子は、現在、教育者としても活躍している。東京藝術大学附属音楽高校と日本女子大学で、若い才能を指導する日々だ。
教えることは、演奏することとは別の技術を必要とする。生徒一人ひとりの個性、技術レベル、音楽的感性を見極め、適切な指導を行う。時には厳しく、時には優しく。五味田自身が歩んできた道のりが、彼女の指導に深みを与えている。
東京藝術大学附属音楽高校での指導は、特別な意味を持つ。ここは、彼女自身が学び、成長した場所だ。かつて自分が受けた指導を思い出しながら、次世代の音楽家を育てる。その営みには、音楽の伝統を次の世代へ繋ぐという使命感が込められている。
日本女子大学での教育活動も、彼女の幅広い視野を示している。専門音楽教育機関とは異なる環境で、音楽の素晴らしさを伝える。プロを目指す学生だけでなく、教養として音楽を学ぶ学生にも、音楽の本質的な価値を教える。