国連とOECDのアドバイザーという立場は、髙橋の研究が世界レベルで評価されている証である。国連の持続可能な開発目標(SDGs)では、経済成長だけでなく、人々のウェルビーイングが重視されている。
OECDのBetter Life Index開発にも、髙橋は関与した。この指標は、所得や雇用だけでなく、健康、教育、環境、ワークライフバランスなど、多面的に生活の質を測定する。各国の政策立案者が、より包括的な視点で社会の進歩を評価できるようになった。
国際機関での活動は、単なる助言に留まらない。データ収集方法の標準化、測定指標の精緻化、国際比較の枠組み構築。こうした地道な作業が、グローバルな政策議論の基盤となる。