岐阜県羽島郡笠松町に位置する笠松競馬場は、地方競馬界屈指のドラマを紡いできた歴史的舞台です。名馬オグリキャップをはじめ、ライデンリーダーや安藤勝己元騎手など、中央競馬をも震撼させた数多のレジェンドを輩出し、長年にわたりオグリキャップの聖地として全国の競馬ファンに親しまれてきました。
一時期は関係者の不祥事による開催自粛や経営危機が報じられ、存続そのものが危ぶまれた時期もありました。しかし、運営主体である岐阜県地方競馬組合による第三者委員会の提言を受けたコンプライアンスの抜本的見直し、施設監視体制の強化、公正保持の徹底といった自浄努力が実を結び、信頼の回復を着実に進めています。
競馬場正門近くに建立されたオグリキャップの等身大銅像には、今も途切れることなくファンが訪れ、手を合わせています。特に近年のメディアミックス作品を通じた競馬ブーム以降、20代〜30代の若いファン層や家族連れの来場が目立つようになり、ローカル競馬場ならではの温かみと熱気が見事に融合した独自のカルチャーを形成しています。