Q1:他車の軽自動車からブースターケーブルを繋いでアウディのエンジンをかけられますか?
A1:極めて危険であり推奨できません。軽自動車の小型バッテリー(26B17や38B19等)は蓄電容量が小さく、アウディのTFSI直噴エンジンを始動するための大電流(CCA値600〜850A以上)が不足しています。容量不足によりクランキングが中途半端になり余計なCAN通信エラーを誘発するだけでなく、相手方の軽自動車側のオルタネーターに過大な負荷がかかって故障の原因になります。救援を受ける場合は、同等以上の排気量を持つ大型乗用車、またはプロ仕様のジャンプスターター(大容量リチウムイオンキャパシタ搭載機)を使用してください。
Q2:スマートキーの電池を交換したのに、依然としてエンジンがかからない場合は?
A2:キーの「同期外れ(ローリングコードの不一致)」または電池の誤装着(表裏逆)、あるいは新品電池の保護フィルムの剥がし忘れが疑われます。特にコイン電池(CR2032)裏面に貼られた誤飲防止用絶縁シールを剥がさずセットしてしまうミスが多発しています。フィルムがないことを確認した上で、メカニカルキーでドアを物理開錠し、ステアリングコラム横の鍵マークにキーを10秒以上押し当てたままブレーキを踏んでスタートボタンを押すことで、ローリングコードの再同期が完了して復帰します。
Q3:バッテリー交換後、メーターパネルに無数の警告灯(ESPやステアリング異常)が一斉点灯しました。故障でしょうか?
A3:故障ではなく、バッテリー切断に伴う舵角・車載センサー類の「イニシャライズ(初期補正)待ち」の正常反応です。バッテリー端子を外すとステアリングアングルセンサーや横滑り防止装置のゼロ点記憶が一時リセットされるため、警告が一斉に点灯します。対処法として、エンジンを始動した状態でステアリングホイールを右に据え切りで一杯まで回し、次に左一杯まで回して中央に戻したのち、時速20km以上で直線道路を100メートルほど直進走行してください。各車輪速センサーと舵角センサーが自動キャリブレーションを完了し、すべての警告灯が自然に消灯します。