Q1:伊401と一番艦「伊400」に性能や構造の違いはあるのですか?
A1:基本的な船体設計、排水量、航続距離、晴嵐3機搭載などの基本スペックは同型艦としてほぼ同一です。建造所が異なり(伊400は呉海軍工廠、伊401は佐世保海軍工廠)、内装配置や細部の艤装に工廠ごとの微細な差異はありましたが、運用上の能力差はありませんでした。
Q2:搭載機「晴嵐」は実戦で米軍への空襲を行ったのですか?
A2:実戦での空襲は一度も行われませんでした。ウルシー環礁攻撃に向かう途上で終戦を迎えたため、機密保持のため爆装を外した上で機体は海中に投棄・破壊処分されました。現存する晴嵐の実機は、米スミソニアン航空宇宙博物館に修復された1機のみが保存・展示されています。
Q3:なぜアメリカ海軍は伊401を保存せず、海没処分にしてしまったのですか?
A3:最大の要因はソ連軍への機密漏洩防止です。米ソ冷戦の激化に伴い、ソ連側がヤルタ会談等の取り決めに基いて調査・引き渡しを要求したため、米軍はソ連に潜水空母の高度な技術が渡ることを防ぐ目的で、1946年に標的艦として秘密裏に魚雷処分を行いました。