タフィーは、淡い灰色の毛並みとおむつがトレードマークの小さなネズミの男の子です。その愛くるしいビジュアルから一見すると無力な赤ん坊に見えますが、実際にはトムの目の前にあるごちそうを平然と奪い去る大胆不敵さと、底なしの食欲を併せ持っています。
スクリーンデビューを飾ったのは、1946年5月8日公開の短編映画『捨てねずみ(原題:The Milky Waif)』です。ジェリーの家の前に「ミルクをたくさん飲ませてあげてください」という手紙とともにバスケットに入れられて置き去りにされていたのが始まりでした。この作品は高い評価を受け、第19回アカデミー賞短編アニメ賞を受賞しています。
彼が常におむつを穿いている理由は、「保護が必要な幼少期のネズミ(トドラー)」であることを視覚的にわかりやすく伝えるためです。スマートで機転が利くジェリーに対し、まだ世の中の危険を知らない無邪気なタフィーを対比させることで、ジェリーが兄や保護者のように奮闘するドタバタのドラマ性がより強調される仕掛けになっています。