1989年という年は、改元のみならず、経済・社会制度・世界情勢のあらゆる側面で戦後体制の大きな節目となった年でした。この1年間に起きた主要な歴史的事象を時系列で振り返ります。
- 1月7日:昭和天皇崩御。昭和が64年で幕を閉じる。
- 1月8日:「平成」改元。新時代がスタート。
- 2月24日:昭和天皇の大喪の礼が新宿御苑で執り行われる。
- 4月1日:消費税(3%)が日本で初めて導入される。1円玉需要が爆発的に増加。
- 6月4日:中国・北京で天安門事件が発生。
- 6月24日:戦後歌謡界の女王・美空ひばりさんが逝去(享年52)。
- 11月9日:東西冷戦の象徴であった「ベルリンの壁」が崩壊。
- 12月29日:東京株式市場の大納会で、日経平均株価が史上最高値の38,915円87銭(終値)を記録。バブル景気が頂点に達する。
年頭の厳粛な「自粛ムード」から一転し、春の消費税導入による社会的な混乱、そして年末の狂乱的なバブル経済の絶頂へ。1989年は、人々の心理と世相がわずか数ヶ月単位で激しく揺れ動いた特異な1年でした。