これまで表舞台の歴史書が沈黙を守り続けてきた禁断の領域に、ついに大薙刀が振るわれた。映画『めかけ』の極秘シナリオを入手した本誌の取材班は、その内容の過激さと深みに思わず息を呑んだ。表向きの権力争いの裏で繰り広げられるのは、血と涙、そして執念が絡み合うドロドロとした愛憎劇だ。権力者の所有物として扱われながらも、暗闇の中で知略を張り巡らせた女性たちの「真実の姿」が、徹底的な時代考証と大胆な新解釈によって克明に描き出されている。
ある映画関係者は匿名を条件に語る。「これまでの歴史劇で描かれてきた側室や愛妾は、どこか哀愁を帯びた被害者として描かれることが多かった。だが今作は違う。生き残るために自ら毒を盛り、男たちを掌で転がす冷徹な野心家としての側面にスポットを当てている。まさに歴史の暗部に隠されたタブー視された真実そのものです」。画面越しに伝わる迫真の冷気は、観客の倫理観を根底から揺さぶることになるだろう。