土岐市農業祭は、地域の農家が丹精込めて育てた作物を市民に披露し、収穫の恵みを分かち合うために始まった。通称「アグリフェスタ」とも呼ばれ、地元市民にとって秋の恒例行事として根付いている。
土岐市といえば「美濃焼の街」というイメージが強い。しかし、土岐川沿いに広がる平野部や豊かな丘陵地帯では、古くから稲作や野菜栽培が盛んに行われてきた。農業祭は、そんな土岐のもうひとつの主役である「農」にスポットライトを当てる重要な機会となっている。
会場内には、JAひがしみのや地元の生産者組合、個人農家が手塩にかけて育てた作物が所狭しと並ぶ。生産者と消費者が直接言葉を交わしながら買い物ができる点も、スーパーマーケットにはない温かい交流を生んでいる。