埼玉県のドクターヘリ事業における大きな特徴の一つが、都県境を越えた「広域相互応援体制」です。
例えば、埼玉県北部の深谷市や本庄市で重大事故が発生した場合、川越の埼玉ドクターヘリよりも、群馬県立小児医療センターや前橋赤十字病院に配備されている群馬ドクターヘリの方が素早く現場へ到着できるケースがあります。
このような場合、自治体の枠組みを越えて最寄りのドクターヘリが出動する協定が結ばれています。秩父地域の山岳トラブルでは、山梨県や長野県のヘリと連携することもあります。命を救うという単一の目的のもと、広域的な空の救急網が構築されているのです。