マスケを構成するのは、吉田実奈子、上村梨世、守田智紀子の3名である。全員が音楽大学等で専門教育を受けた高度なプロの打楽器奏者だ。個々の活動実績にとどまらず、メンバーそれぞれが幼児教育の現場や吹奏楽指導での実務経験を有している点が、グループの活動方針を強固に支えている。
音楽家の多くが専門性の追求のみに傾倒しやすい中、マスケは「音を通じて人と繋がる技術」に価値を見出した。幼児教育の知識は、子どもたちの集中力の波や反応を鋭敏に察知する能力へと還元される。一方、吹奏楽指導で培われたアンサンブルの精度は、プロの演奏家をも唸らせる完成度を生み出している。