四日市工業ハンドボール部の強さを支えているのは、工夫を凝らした日々の練習メニューだ。限られたコートスペースと練習時間の中で、最大限の負荷と効率を追求している。
「技術は嘘をつかない。だがそれ以上に、最後まで走り切る足腰と、苦しい局面で仲間のために体を張れるかどうかが勝負を分ける」
練習は、体幹トレーニングや筋力アップのフィジカルメニューから始まる。ハンドボール特有の激しい接触に耐えうる肉体を作り上げることが怪我予防とパフォーマンス向上に直結するからだ。
続いて行われるパス&ラン、ペネトレーション(切り込み)のドリルでは、ミリメートル単位のパスの精度とタイトなタイミング合わせが要求される。終盤の対人稽古(3対3、4対4、6対6のゲーム形式)では、ホイッスルが鳴るたびに激しい指示が飛び交い、実戦さながらの緊張感がコートを包み込む。