順風満帆に見える綾羽高校だが、超えるべき壁はまだ高い。滋賀県を制し、全国大会(インターハイや全日本バレーボール高等学校選手権大会、通称・春高バレー)への単独切符を手にするには、決勝戦で立ちはだかるライバル校を打ち破らなければならない。
攻守の切り替えとサーブレシーブの精度
近年の女子バレーボールは、サーブ権の有無に関わらずブレイク(連続得点)を奪うスピード感が勝敗を分ける。綾羽高校が取り組む戦術的テーマは明確だ。
- ファーストタッチの安定:相手の強力なサーブを確実にセッターへ返し、攻撃の選択肢を増やす。
- トータルディフェンスの構築:ブロックでコースを限定し、レシーバーがボールを拾い上げる連携の強化。
- 決定力の分散:エース一人に頼らず、ミドルブロッカーやバックアタックを絡めた立体的な攻撃の展開。
勝ち切る強さを手に入れるため、細部の精度を突き詰めるトレーニングが日々繰り返されている。