ふたりが関わった『Sexのほんとう』に代表される一連のコンテンツは、従来のポルノグラフィとは一線を画すものでした。そこにあったのは、欲望の刺激ではなく、「解剖学的な理解」と「感情の歩み寄り」です。
作品内や関連インタビューにおいて、彼らは身体の仕組みや感覚の違いについて包み隠さず語り合いました。男性が良かれと思って行っている行為が、女性にとっては苦痛であったり無感覚であったりする現実を具体的に提示したのです。ファンタジーの皮を剥ぎ取り、地道なコミュニケーションの必要性を説く姿勢は、若年層から成熟したカップルまで幅広い層に衝撃を与えました。