では、なぜ放送から時間が経った今、再びこの議論が活発化しているのか。その背景には、ショート動画プラットフォームでの切り抜き動画の流行や、配信サービスでのリバイバル配信がある。かつてリアルタイムで観ていなかった10代から20代の層が、本作を「発見」したのだ。
彼らは、勧善懲悪や分かりやすい「推し活」的アニメに慣れている。そのため、全員が何かしらの欠陥を抱え、誰一人として救われないような重苦しい展開に対して、「感情移入の行き場がない」「見ていてただただ気分が悪くなる」といった率直な感想をSNSに投稿し、それが拡散されている。