歌を手放したことで、彼の声優としての演技はさらなる鋭さと凄みを増していった。世界的な反響を呼んだ『進撃の巨人』のライナー・ブラウン役では、二重人格的な狂気と葛藤、苦悩を圧倒的な熱量で表現。また、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のオルガ・イツカ役においては、仲間の未来を背負うリーダーの孤独と覚悟を魂の底から絞り出すような声で演じきり、アニメ史に刻まれる名演を残した。
さらに『ハイキュー』のアズマネ・アサヒ役で見せる繊細な人間味や、重厚な世界観を描くダークファンタジー作品で見せる深みのある低音。歌という選択肢を削ぎ落としたからこそ到達できた、声一本で空間を支配する圧倒的な演技力は、多くのクリエイターや視聴者を魅了し続けている。