北アルプスの谷あいに位置する上高地では、平地用の大まかな天気予報だけを信じて現地入りするのは得策ではありません。ピンポイントで現地の天気を読み解くには、ライブカメラとあわせて気象庁や民間気象アプリの上高地雨雲レーダー現在地情報をリアルタイムで追跡することが不可欠です。
夏場の午後を中心に発生しやすいゲリラ豪雨や雷雲は、レーダー上で急速に発達して梓川の上流部へと流れ込みます。雨雲が接近すると、わずか30分足らずで視界が真っ白になり、叩きつけるような雨に変わることも珍しくありません。雨雲レーダーで雨脚の強まる時間帯をあらかじめ予測しておけば、雨が降り出す前にビジターセンターやカフェなどの屋根がある施設へスムーズに退避できます。
大雨の際に特に注視すべきは梓川ライブカメラ水位の変化です。上流の山々でまとまった雨が降ると、普段は清らかな清流である梓川が一気に濁流と化し、川幅を広げていきます。護岸ギリギリまで水位が上昇している場合は、低地にある遊歩道が冠水する危険性が極めて高いため、無理な散策は即座に取りやめ、高台の安全な宿泊エリアへ移動する判断が求められます。