将棋界とネット社会の関係性を語る上で、将棋AIの進化とそれに伴う出来事は避けて通れません。対局後の棋譜を解析し、プロの一手一手がAI最善手とどれだけ一致していたかを示す「AI一致率」は、現在なんJでも棋士の実力を測る指標として日常的に語られています。
しかし、かつてAI不正疑惑に端を発した将棋界の騒動では、不十分なデータ解析や憶測がネット上で拡散し、将棋連盟を揺るがす大きな混乱へと発展した苦い歴史があります。この経緯を経て、現在の掲示板では「一致率の数字だけで安易に不正を疑うべきではない」「局面の難易度や持ち時間によって一致率の価値は大きく変わる」といった冷静なリテラシーも共有されるようになりました。プロ棋士の強さをTier表(格付け表)で語り合う文化は残りつつも、技術の難しさと人間の指し手の尊さを尊重する姿勢が定着しています。