連覇という至上命題を背負う井端弘和監督にとって、東京からアメリカへの大移動と時差ボケへの対応は、戦術面と同等以上に重い課題として立ちはだかる。東京ドームでのナイター連戦から、マイアミのデイゲームや午前中の調整へと体内時計をアジャストさせる作業は、極限の集中力を要するトップアスリートにとっても過酷を極める。
チームの精神的支柱であり、打線と投手陣の核となる大谷翔平の存在は、今回も世界中のメディアが注目する最大の焦点だ。MLB(メジャーリーグベースボール)の過密日程を戦い抜くタフネスを誇る大谷であっても、国際大会特有のプレッシャーと移動負担は侮れない。指揮官がどのような休養プランと起用ローテーションを組み、過酷なスケジュールの中でその圧倒的なパフォーマンスを引き出すのか。首脳陣の手腕が試される。