主演の水谷豊と反町隆史の間には、画面越しにも伝わる本物の信頼が築かれていた。水谷は早くから反町のプロフェッショナリズムを絶賛し、現場では年齢差を感じさせないフラットな意見交換が交わされていたという。ロケの合間には趣味のゴルフや健康談義に花を咲かせ、プライベートでも食事を共にするなど、二人の関係性はまさに理想的な先輩・後輩であり、戦友だった。
「ソリ」「水谷さん」と呼び合う間柄は、冠城亘の卒業後も途切れていない。互いの出演作をチェックし合い、節目にはメッセージを送り合う。杉下右京と冠城亘が見せた絶妙な間合いの会話劇は、この強固なプライベートの絆が下支えしていたからこそ生まれた奇跡の産物だったと言える。