一方、逮捕によってすべてを失った高知東生もまた、自らの過ちと真摯に向き合う長い旅路を歩んできた。保釈後の厳しい執行猶予期間を経て、彼は依存症問題の専門家や自助グループと出会い、自身の弱さを認めることから再起を図った。
現在、高知は依存症予防教育アドバイザーとして精力的に活動している。自らの生い立ちや薬物に手を出してしまった心の隙間を赤裸々に綴った著書の出版、全国での講演活動、そして小説の執筆など、その発信は多くの当事者やその家族に希望を与え続けている。
かつての派手な芸能人としての顔ではなく、等身大の人間として傷つき、立ち上がろうとする彼の姿は、社会的な啓発活動の現場で確かな信頼を獲得している。