原作に登場するドラケンは、185センチの長身が特徴的な15歳の中学3年生だ。対して身長178センチの山田は、ドラケンのプロフィールとはかなり離れていた。この身長差を補うため、山田はなんと15cmの厚底ブーツを履いて撮影に臨んだという。つまり実写版ドラケンは事実上193cmの超長身キャラとして画面に映し出されていたわけだ。
厚底ブーツを15cm積み上げて撮影を続けるというのは、見た目以上に過酷な話だ。バランスを取りながらアクションシーンをこなし、それでも「ドラケンらしく」見せなければならない。身長という数字を操作するだけでなく、立ち居振る舞い全体で高身長のキャラクターを体現するために、膨大な準備があったことは想像に難くない。
原作ではマイキーとドラケンの身長差は23cm。マイキー役の吉沢亮と山田裕貴の実際の身長差はわずか7cmだったが、厚底ブーツを活用することで原作通りの身長差が画面上で再現された。細部へのこだわりが作品全体のリアリティを支えていた、ということだ。