輝かしいスクリーンの裏側では、想像を絶するような苦労があった。1986年に不動産会社社長の田山恒彦と結婚し、1男1女をもうけた。しかしその後、本人の知らないうちに田山の保証人にされ、バブル崩壊により40億円もの借金を背負うこととなった。
田山さんはバブル期に「地上げの神様」と言われるくらい有名だったが、バブルがはじけて会社が倒産。坂口良子さんは勝手に連帯保証人にされており、さらに自分のマンションを担保に借金をされ、実印まで勝手に持ち出されていたという。1994年に離婚後も、その重荷は消えることなく残り続けた。
それでも坂口さんは折れなかった。自身の母親に子供たちの子育てを頼みながらがむしゃらに働き、前夫の借金40億円を10年で完済した。年4億円以上を稼ぎ続けた計算になる。その根底には、ふたりの子供への強い思いがあったことは間違いない。