手仕事で作られた器を手に入れたとき、適切な手入れを知ることは、器を「育てる」楽しさへとつながります。亀田作品を長く美しく保つための実践的なアプローチを紹介します。
1. 使い始めの「目止め」
陶磁器の表面には、微細な孔(あな)が存在する場合があります。使い始める前に米のとぎ汁で煮沸する「目止め」を行うことで、油分や茶渋などの汚れが染み込むのを防ぐことができます。(※作品の磁器質によっては不要な場合もあるため、購入時の指示を確認することが推奨されます)
2. 日常の洗浄と乾燥
中性洗剤と柔らかいスポンジで手洗いするのが基本です。洗った後は水気を拭き取り、風通しの良い場所でしっかり乾燥させてから食器棚へ収めます。水分が残ったまま密閉すると、カビや臭いの原因になります。
3. 経年変化を楽しむ
使い込むうちに、出汁やコーヒーの成分が少しずつ染み込み、使い手ごとの風合い(色艶の深まり)が生まれます。この「育つ過程」を楽しめることこそ、手仕事の器を持つ最大の醍醐味です。