CG技術やバーチャルプロダクション、AIを用いた映像制作が急速に普及する中で、人間の肉体が持つエネルギーの価値は再定義されつつある。どれほどテクノロジーが発達しても、画面を通じて観客の心を揺さぶるのは、人間が限界に挑む運動の美しさだ。
葛本康彰は、最新のデジタル技術を排斥するのではなく、自らの表現を拡張するためのツールとして積極的に取り入れている。リアルな肉体の躍動感とデジタル技術の精緻さ。この二つが高次元で交差する場所で、彼は今日も新しいアクション表現を生み出し続けている。葛本が切り開く未来の映像美は、これからも世界中の観客を魅了し続けるに違いない。