平均視聴率28.0%という驚異的な数字を叩き出した背景には、寺島尚彦氏が作詞・作曲し、森山良子さんが歌い継いできた名曲「さとうきび畑」(通称「ざわわ」)の世界観を完璧に映像化した演出力があります。
森山良子さんの澄み切った歌声が、さとうきびの葉が風に揺れる音(ざわわ、ざわわ、ざわわ)とともに劇中で流れる瞬間、戦争によって理不尽に断ち切られた人々の幸せな記憶が鮮やかに蘇ります。「風の音しか聞こえない畑の下に、どれほど多くの命が眠っているのか」という歌の根底にある祈りが、全編を通して通底しています。
視聴者からの感想や評判を見ても、「ただのお涙頂戴ではなく、国家の論理に巻き込まれる市民の視点を徹底した名作」「さんまさんの笑顔のラストが忘れられない」といった声が絶えず、放送から年月を経ても色褪せない傑作として支持されています。