初期の米津玄師を思い返すと、多くの人が「顔の見えないアーティスト」という印象を抱くだろう。ハチ名義でのボカロP時代からシンガーソングライターとしての初期キャリアにかけて、彼は常に長い前髪で自身の目を覆い隠していた。そのスタイルは、彼の繊細で内省的な音楽性と完璧にシンクロし、一種の神秘性を生み出していた。
しかし、アルバム『BOOTLEG』や大ヒット曲『Lemon』を経て、彼のビジュアルは徐々にオープンになっていく。前髪の隙間から覗く鋭い眼差し、そして時折見せる柔らかな表情。メディアへの露出が増えるたびに、視聴者は彼の端正な顔立ちと、188センチという抜群のスタイルに目を見張ることとなった。隠すことで高まった神秘性が、解き放たれた瞬間のインパクトは絶大だった。