後発白内障の治療法として標準化されているのが、YAG(ヤグ)レーザー後嚢切開術です。手術室に入る必要はなく、普段の診察室にある機器に顎を乗せるだけの外来処置で完了します。
治療の具体的な流れと気になるポイントは次の通りです。
■ 治療時間と手順
事前に瞳孔を広げる散瞳薬と、眼の表面を麻痺させる点眼麻酔を行います。顕微鏡越しに濁った後嚢の中心部へピンポイントで低出力のレーザーを照射し、光の通り道となる窓(数ミリの穴)を開けます。照射自体にかかる時間は実質2〜5分程度で、来院から帰宅までスムーズに進みます。
■ 痛みと体感
点眼麻酔が効いているため、レーザー照射中に肉体的な痛みを感じることはほぼ皆無です。照射時に「パチッ」という小さな機械音や赤い光が見える程度で、身体への負担は極めて軽く済みます。
■ 費用と保険適用
YAGレーザー治療は全額公的医療保険の適用対象です。自己負担割合に応じた費用の目安は以下のようになります。
・1割負担の方:約1,500円〜2,500円
・2割負担の方:約3,000円〜5,000円
・3割負担の方:約4,500円〜8,000円
(※使用薬剤や診察料によって若干前後します)
高額な自費診療を迫られる心配はなく、経済的な負担も非常に抑えられた治療法として確立されています。