離乳食初期から中期にかけてトマトを取り入れる際、多くの保護者が「食後に赤ちゃんの口の周りが赤くなった」と不安を覚えます。しかし、赤ちゃんの口周りの赤みすべてが食物アレルギーであるとは限りません。
トマトには酸味成分(クエン酸など)や微量のヒスタミン様物質が含まれており、皮膚が薄くデリケートな乳幼児は、果汁が肌に触れただけで刺激による接触性皮膚炎(かぶれ)を起こすことがあります。食前にワセリンを口の周りに薄く塗って保護し、食後に湿らせたガーゼで優しく拭き取ることで予防できる場合は、内因性のアレルギーではない可能性が高いと判断されます。
一方、真の食物アレルギーを疑うべきサインは以下の通りです。
・口周りだけでなく、腹部や背中、手足など全身に蕁麻疹や湿疹が広がった
・食後30分以内に何度も嘔吐する、激しく下痢をする
・機嫌が急激に悪くなり、ぐったりして泣き止まない、呼吸が苦しそう
離乳食で初めてトマトを与える際は、平日の午前中(医療機関を受診できる時間帯)を選び、皮と種をしっかり取り除いて十分に加熱したものを「小さじ1杯」からスタートするのが鉄則です。