『スター誕生!』の決戦大会を経て芸能界入りを果たした新沼謙治さん。1976年2月のデビュー曲「おもいで岬」に続き、同年8月1日にリリースされたのが「嫁に来ないか」でした。
作詞を担当した阿久悠氏は、新沼さんの故郷である岩手県大船渡市で培われた素朴さや、左官職人として働いていた真面目で温厚なキャラクターに着目。「都会的なスマートさではなく、愚直なまでの誠実さを歌に宿らせるべきだ」と考え、ストレートなプロポーズの言葉をタイトルに据えました。
作曲を手掛けた川口真氏は、フォークソングの親しみやすさと歌謡曲の哀愁を融合させたメロディを構築。新沼さんの伸びやかなハイトーンボイスと柔らかな東北訛りの余韻が完璧に合致し、リリース直後から爆発的なヒットを記録しました。