スマートフォンで手軽に写真をアップロードできる現代、ベビーフードへの異物混入疑惑は一瞬でトレンド入りする。ここ最近も、レトルトパウチを開けたところ「黒い塊」や「透明な繊維」が見つかったとする投稿が相次いだ。こうした投稿の多くは、メーカーによる公式発表の前に拡散するため、尾ひれがついて広がりやすい。
アサヒグループ食品側の初期対応に対して、一部の消費者からは「対応がマニュアル的で冷たい」「調査報告書が届くまで時間がかかりすぎる」といった不満の声も上がっている。企業側としては、現物を回収して科学的な分析を行う必要があるため、どうしても数週間の時間を要してしまう。この「企業の論理」と「親の焦燥感」のギャップが、ネット上での不信感を増幅させる原因になっているのだ。