ネット上でしばしば話題になるのが、「昔の渡辺直美は痩せていて可愛かった」という言説だ。確かに、デビュー当時の彼女は今よりもずっとスリムで、アイドルのような顔立ちをしていた。しかし、彼女自身はその頃の自分を「自分らしさを見失っていた時期」と振り返ることがある。
世間が求める「普通の女の子」の枠に収まろうとすればするほど、彼女の個性は死んでいった。体重の増加とともに、彼女は自らの肉体を「武器」に変える覚悟を決めた。他人の目を気にするのをやめ、自分が一番かっこいいと思うスタイルを貫く。その決断が、彼女をローカルな芸人から、世界のトップランナーへと押し上げる契機となったのだ。