スマートフォンの画面をロック解除することすらなく、わずか数秒で残高を確かめる方法がある。近年のスマートフォンには高精度なNFC(近距離無線通信)チップが搭載されており、端末をかざすだけでICカードの内部データを読み取る技術が一般化しているからだ。
Apple PayやGoogle ウォレットを利用しているユーザーなら、標準のウォレットアプリを開くだけでリアルタイムの残額が表示される。AppleのCEOであるティム・クック氏が掲げる「摩擦のない決済体験」は、まさにこの手軽さに凝縮されている。さらに、専用のモバイルSuicaアプリを立ち上げれば、過去の利用履歴や定期券の有効期限まで一目でチェック可能だ。物理カードを所有している場合でも、ICカード読み取り対応のサードパーティ製アプリをダウンロードし、端末背面にカードを密着させるだけで即座に残高がディスプレイに浮かび上がる。