現在、業界を牽引しているのは、単に「かっこいいシニア」の枠に収まらない個性豊かな面々だ。かつてのアクションスターから深みのある人間ドラマまでこなすベテランや、コミカルな役どころから冷酷な悪役までを演じ分けるバイプレイヤーたちが、今や主役として作品を引っ張っている。
特に注目すべきは、彼らが演じる役柄の幅広さだ。刑事や医師といった定番の職業だけでなく、人生の再出発を図る元受刑者、孤独を抱える現代の高齢者、あるいは異世界やSF的な設定の中で圧倒的な存在感を放つキャラクターなど、これまでにない新しい役どころに果敢に挑戦している。