ディープテック(深層技術)企業が直面する最大の壁、それは「Jカーブ効果」をいかに乗り越えるかである。QDレーザはこれまで、第三者割当増資や新株予約権の発行などを通じて研究開発費および設備投資資金を調達してきた。しかし、株式の希薄化を懸念する既存株主からの視線は厳しさを増しており、エクイティ資金調達に依存し続ける構造からの脱却は急務だ。
営業キャッシュフローのマイナスを解消し、フリーキャッシュフローをプラスへと転換させるためには、シリコンフォトニクス向け製品のライセンス収入や受託開発費(NRE収入)の獲得、ならびに製造コストのドラスティックな削減が不可欠となる。自社ファブを持たないファブレス・ファブライト経営の効率性を極限まで高め、固定費負担をコントロールできるかが、2026年後半から2027年にかけた最大の焦点となるだろう。