「辟易とする」の本当の意味とは?うんざりとの違いや語源・誤用を徹底解説

「辟易とする」の本当の意味とは?うんざりとの違いや語源・誤用を徹底解説

「辟易とする」の本当の意味とは?うんざりとの違いや語源・誤用を徹底解説の詳細について、専門知識を詳しくお届けします。

「辟易」は感情の機微を的確に表す便利な言葉ですが、ビジネスコミュニケーションにおいて使う際は細心の注意を払わなければなりません。

第一に、「辟易とする」という言葉自体に「参って嫌気がさしている」「逃げ出したい」という否定的なニュアンスがダイレクトに含まれます。そのため、上司、取引先、顧客に対して「その件には辟易いたしました」などと伝えるのは、敬語の形をとっていても著しく礼を失した表現になります。ビジネス文書や公のメールでは、自身の感情をぶつけるのではなく、状況の困難さを客観的に伝える語彙を選ぶのが鉄則です。

状況に応じて、以下のようなビジネス敬語・クッション言葉へ言い換えるのがスマートです。

【ビジネスで使える言い換え表現】
・「度重なる仕様変更に辟易しています」
👉 「度重なる仕様変更の対応に大変苦慮しております」
・「理不尽なクレームに辟易した」
👉 「度重なるご指摘への対応に深く当惑いたしました」
・「複雑な手続きに辟易する」
👉 「煩雑な手続きの処理に難儀しております」

また、「辟易」は「自分が相手の勢いや状況に参る」という意味であるため、「相手を辟易とさせる(やり込める、へこます)」という能動的な攻撃の意味で使うのは本来の用法から外れます。「辟易」の主体はあくまで「圧倒されて困惑している側」にある点を押さえておきましょう。

鈴木 陽菜
Author

鈴木 陽菜

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。