日本三大うどんの有力候補は、それぞれ製造工程や麺の形状、合わせるつゆの素材が大きく異なります。違いを一目で把握できるよう、主要な特徴を整理しました。
■ 讃岐うどん(香川県)
・麺の特徴:太めで四角い断面、強いコシと弾力、喉越し
・製法:手打ち(足踏み熟成)
・主な食べ方・つゆ:かけ、ぶっかけ、生醤油、釜玉。瀬戸内産いりこ出汁がベース
■ 稲庭うどん(秋田県)
・麺の特徴:中細の平麺、乳白色で艶があり、シルクのような喉越し
・製法:手延べ(手綯い熟成乾燥法)
・主な食べ方・つゆ:冷やしせいろ、温かいかけ。比内地鶏や鰹節ベースの上品なつゆ
■ 水沢うどん(群馬県)
・麺の特徴:透明感のある太麺、みずみずしさと心地よいコシ
・製法:手打ち(名水と厳選小麦による熟成)
・主な食べ方・つゆ:冷たいざるうどん。濃厚な自家製ごまダレ、または醤油つゆ
■ 五島うどん(長崎県)
・麺の特徴:断面が丸く細いストレート麺、椿油由来の滑らかさと強い引き
・製法:手延べ(椿油使用)
・主な食べ方・つゆ:地獄炊き(熱湯から直接すくい取る)、あご(トビウオ)出汁のつゆや生卵
■ 氷見うどん(富山県)
・麺の特徴:平たい細麺、強い粘りと独特のモチモチ感
・製法:手延べ(手ごね・手延ばしによる「糸引き」技法)
・主な食べ方・つゆ:ざる、釜揚げ。昆布と鰹を合わせた淡麗な出汁
■ 名古屋きしめん(愛知県)
・麺の特徴:薄く平たい帯状の麺、つるりとした舌触りとつゆの絡みやすさ
・製法:手打ち・機械製麺(厚さ2mm未満・幅4.5mm以上の基準あり)
・主な食べ方・つゆ:温かいかけ、ころ(冷やし)。ムロアジ節やたまり醤油を使った濃厚な赤つゆ