ゲートをくぐると、外の喧騒とは隔絶された緑豊かな別世界が広がります。サカタのタネ グリーンハウスの見どころは、単なる植物の展示にとどまらず、空間全体を立体的に演出したダイナミックなフロア構成にあります。
温室の中核をなす「トロピカルガーデン」では、年間を通じて室温が保たれたドーム内にヤシ類、ハイビスカス、色鮮やかなブーゲンビリア、バナナ樹、ラン科植物など、多種多様な熱帯植物が生き生きと茂っています。頭上から降り注ぐ自然光と滝のせせらぎが心地よい湿度を生み出し、非日常的なジャングルクルーズ気分を味わえます。
乾燥地帯の生態系を再現した「カクタスガーデン」も見逃せません。ユニークな形状をした大型サボテンや希少な多肉植物が規則正しく並び、植物愛好家や若年層の写真撮影スポットとしても高い人気を博しています。
鑑賞ルートを進み2階へ上がると、相模原公園の名物であるシンメトリーなフランス式庭園「沈床花壇」と大噴水を一望できる展望テラスが備わっています。ガラス越しに眺めるパノラマビューはまさに圧巻の一言で、四季折々の花壇の幾何学模様を見下ろす贅沢なひとときを過ごせます。また、館内では定期的に季節のフラワーイベントや植物クラフト教室、みどりの相談コーナーが開催され、市民の知的好奇心を満たす拠点として機能しています。