作詞・作曲を手掛けた北川悠仁は、後にメディアの取材やインタビューで楽曲制作の背景について口を開いている。彼によれば、海外を訪れた際や外国人の知人と交流する中で、彼らが自身の国や文化に対して抱く自然なリスペクトに感銘を受けたことがきっかけだったという。自国の国歌や国旗を誇らしく語る彼らの姿と、どこか自国の象徴を語ることに遠慮がちになる日本の空気を対比させたとき、湧き上がった素朴な感情がそのまま歌詞へと昇華されたのだった。
表現者として、過度に政治的に解釈されるリスクは当然予見できたはずだ。それでもあえて作品として世に問うた背景には、長年第一線で走り続けてきたアーティストとしての覚悟が見え隠れする。ありのままの感覚を歌にする——そのシンガーソングライターとしての原点回帰が、結果として多くの人々の感情を揺さぶることになった。