彼女のキャリアの原点を語る上で外せないのが、テレビ高知時代に積み重ねた徹底的な現場経験だ。台風や大雨といった災害報道の最前線から、地域の人々の生活に密着した心温まるローカルニュースまで、彼女は常にマイクを握って街を駆け回っていた。
スタジオで原稿を読むだけのアナウンサーにとどまらず、自ら足を運び、自分の目で確かめた事実を言葉にする。この時期に身につけた「現場主義」の姿勢こそが、現在の彼女の揺るぎない土台となっている。どんなアクシデントが起きても動じない臨機応変な対応力と、滑舌の美しさに裏打ちされた聴き取りやすい声は、まさにこの泥臭い現場取材の賜物と言える。