それでもなお、多くの人が「立ち止まること」に恐怖を感じている。自分が一瞬でも歩みを止めれば、ライバルに追い抜かれ、社会から取り残されてしまうのではないかという焦燥感だ。この不安は、幼少期からの競争社会と、自己責任論の刷り込みによって形成されている。
しかし、全員が同じ速度で走り続けるレースなど、最初から破綻している。誰かが倒れるまで走り続けるシステムは、持続可能ではない。今必要なのは、勇気を持って列から外れ、自分のペースで歩き出すことだ。それは逃げではなく、自らの人生の主導権を取り戻すための積極的な選択である。