野地温泉ホテルの醍醐味は、館内に点在する趣の異なる6つの浴場による「館内湯巡り」です。中でも象徴的な存在が、野趣あふれる露天風呂「鬼面の湯(きめんのゆ)」です。眼前にそびえる鬼面山の荒々しい山肌と原生林を望み、風の音と硫黄の香りに包まれるひとときは、まさに非日常の極みと言えます。
宿泊を検討するにあたり、インターネット上で頻繁に検索されるのが「混浴の有無」に関する疑問です。結論から述べると、野地温泉ホテルには混浴風呂は一切存在しません。「鬼面の湯」を含め、すべての浴場は「完全男女別」または「時間帯による男女完全入れ替え制」で運用されています。脱衣所や浴槽の動線も明確に分離されており、女性客や家族連れでもプライバシーを気にすることなく安心して湯浴みを楽しむことができます。
また、木造の湯小屋に足を踏み入れた瞬間、懐かしい木の香りに包まれる「千寿の湯(せんじゅのゆ)」も見逃せません。浴槽の底からポコポコと源泉が自然湧出する構造となっており、酸化していない生まれたての源泉に直に触れることができる貴重な空間です。湯温の異なる浴槽を行き来することで、長湯をしながら温泉の効能を全身で享受できます。