番組のラストで出演者たちが肩を組み、涙を拭いながら声を合わせる光景は、日本の放送業界における夏の風物詩となった。昭和の歌謡曲黄金期に培われたノスタルジーと、平成以降のJ-POPが持つドラマティックな展開が高次元で融合した楽曲構造は、世代の壁を軽々と飛び越える。
テレビの画面を介して響き渡る大合唱は、番組が呼びかけるチャリティの精神と共鳴し、視聴者の感情を揺さぶり続けてきた。特定の時代に縛られることなく、歌謡曲の抒情性とJ-POPのポップネスを両立させた楽曲の普遍性ゆえに、長年メディアの金字塔として君臨してきたのである。