近年のハリウッド映画産業は、過剰なCGIや画一的なフランチャイズ作品の乱立によって、かつてのような生々しいスターパワーを失いつつある。スタローンとシュワルツェネッガーの存在が今なお神格化されている理由は、彼らが体現してきた「痛みや汗が画面越しに伝わる肉体言語」への渇望に他ならない。
スクリーンの前で観客が息を呑んだのは、完璧に計算されたピクセルではなく、限界までパンプアップされた筋肉と、実際に泥水をすすって演じる男たちの執念だった。二人が今なお現役として前線に立ち続ける姿は、失われゆく映画のダイナミズムを取り戻すための、静かな、しかし強烈なレジスタンスとも言える。