この楽曲を語る上で欠かせないのが、2009年秋にテレビ朝日系列「金曜ナイトドラマ」枠で放送された相葉雅紀 主演ドラマ『マイガール』(原作:佐原ミズ)の存在です。相葉雅紀にとって本作が記念すべき連続ドラマ初主演であり、演じた主人公・笠間正四郎は、亡くなった恋人(塚本陽子)の遺児であるコハル(石井萌々果)を引き取り、手探りで「父親」として成長していく繊細な役どころでした。
ドラマのエンディングで流れる嵐の『マイガール』は、物語の感情の起伏と完全にシンクロしていました。劇中で描かれる「突然の別れ」「遺された幼い娘との絆」「血縁を超えた愛情の育み」というテーマが、そのまま歌詞の言葉一つひとつと共鳴。相葉自身が持ち前の温和で素直なパーソナリティを役柄に注ぎ込んだことで、主題歌の説得力は劇的に跳ね上がりました。
当時、相葉はドラマの制作発表や雑誌取材において、「正四郎の目線でもあり、コハルの目線でもあり、陽子さんの目線でもある。どこから聴いてもあたたかい涙が流れる曲」とコメントを残しています。まさにドラマのストーリーと主題歌がこれ以上ないレベルで融合した、平成のテレビドラマ史に残るタイアップの成功例といえます。