日本とオーストラリアの関わりは、生活や渡航にとどまらず、スポーツや国家戦略のレベルでも極めて緊密です。スポーツの分野で特に熱を帯びるのがサッカー男子代表の激闘です。アジアサッカー連盟(AFC)へ豪州が転籍して以降、ワールドカップ予選での直接対決は常にグループリーグの天王山となってきました。
過去の対戦成績を振り返ると、2006年W杯ドイツ大会の逆転負け(1-3)という記憶から、2011年アジアカップ決勝での劇的な勝利、そして近年のW杯アジア最終予選に至るまで、ほぼ互角の白熱した攻防が繰り広げられています。代表戦のサッカー放送は、地上波テレビ放送(テレビ朝日系列など)とインターネット配信(DAZNなど)で中継され、両国サポーターの注目を集めています。
経済面では、強固な貿易協定(日豪EPAやCPTPP/環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)を基盤に、オーストラリアは日本のエネルギー安全保障に欠かせない液化天然ガス(LNG)、鉄鉱石、石炭、牛肉の主要供給国です。一方、日本からは自動車や電子機械を輸出し、高度な相互補完関係が維持されています。