清水富美加さんが芸能界で大きな脚光を浴びた原点は、2011年放送の特撮ドラマ『仮面ライダーフォーゼ』のヒロイン・城島ユウキ役でした。持ち前の明るいキャラクターと確かな演技力で頭角を現し、2015年のNHK連続テレビ小説『まれ』でヒロインの同級生役を好演。バラエティ番組でも飾らないトーク力が高く評価され、映画『東京喰種 トーキョーグール』などの話題作への出演が続いていた最中、2017年2月に突然の出家騒動が勃発しました。
当時、所属していたレプロエンタテインメントとの間では、契約解除や出演予定作品の調整を巡って激しい対立が生じました。出家直後に出版された告白本『全部、言っちゃうね。』(幸福の科学出版)の中で彼女自身が語ったところによると、出家を決意した背景には、「意に沿わない水着グラビア撮影の強要」や「過酷な長時間拘束と低賃金による心身の疲弊」、そして幼少期から信仰してきた教義と商業芸能界の業務内容との間で生じた深刻な精神的葛藤が存在していました。
労働基準やタレントの心理的バウンダリー(境界線)に関する議論を巻き起こしたこの騒動を経て、彼女は法名である「千眼美子」へと改名し、教団系の芸能事務所「ARI Production」へと実質的に移籍する形で再スタートを切ることとなりました。