しかし、手放しで絶賛できることばかりではない。本来の用途とは異なる使い方ゆえの弱点も存在する。
もっとも注意すべきは「陶器への干渉」と「ワイヤーの歪み」だ。ステンレスの先端が露出しているため、力を入れすぎると便器表面の防汚コーティングを傷つける懸念が残る。さらに、フチ裏の頑固な汚れを力任せに擦ると、テコの原理でワイヤーが開いてしまい、ヘッドのホールド力が急激に落ちるトラブルも報告されている。
また、強酸性や強アルカリ性の特殊な薬剤を使用した場合、金属部分の腐食やサビを招く可能性がある。メーカーの想定外の使用方法である以上、故障や便器破損のトラブルはすべて自己責任となる点は頭に入れておくべきだ。